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夏越 香の茶事

先日、香の茶事と題しまして、聞香・詠歌つきの稽古茶事を行いました。


茶事のテーマは「夏越の祓」で、懐石の献立も魔除けの赤を多く取り入れました。

香を焚くという行為は場を清めるためのものですので、テーマとの相性ばっちりです。


今回の御亭主役は作陶に励んでおられる方で、自作の皆具や香炉をお持ち出しいただきました。岩清水の風情を感じる皆具が素敵ですね。


香銘は「夏越」で、この香銘にちなんで歌を詠んでいただきます。

年中行事としての夏越の祓だけでなく、各々の夏の越し方についての歌も楽しみたいところ。


先月の花寄せ・詠歌つきの稽古茶事でもご用意した、歌の書き方と例歌一覧をお渡ししての詠歌では、御亭主も自作の歌を披露されました。


主菓子はやっぱりこれを食べないとはじまらない、水無月です。


こちらは仙太郎さんの水無月ですが、仙太郎さんは小豆自慢ですので、美味しい小豆がたっぷりのっています。


本来この小豆は「魔を滅す」「ま め 」を撒いた姿を表しているため、ぱらぱらと控えめが良い、とも言いますが…


今を生きる者としては小豆たっぷりで美味しい水無月が嬉しいのでした。




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